• デンタルカレンダー

子どもの歯を守るデンタルカレンダー(お子さまの年齢に合わせたケア方法やアドバイスをお届けします。)

「歯」とは、赤ちゃんときからのずーっと長いお付き合い。
ずっと自分の歯で食べていけたら、とっても幸せですよね。
そんな「歯」にまつわることがらをカレンダーにしてみました。

お子さまの年齢に合わせた、ご家庭での口腔ケア方法や、お母様へのアドバイスを紹介しています。

♪マイナス1歳から始めるマタニティケア

妊娠するとホルモンの変化で、「歯周病や歯肉炎になる」「唾液の量が減って口の中が乾きやすくなる」「免疫力が落ちる」など、虫歯や歯の病気が起こりやすくなります。

また、妊娠7週から胎児の歯がつくられ始めるので、ママの体内のカルシウムや栄養がどんどん赤ちゃんへ送られ、妊娠中のホルモンの影響もありママの歯はもろくなります。

悩みや自覚症状がなくても安定期に入ったら、一度歯の検診を受けることをおすすめします。

歯が痛んだり、歯茎の腫れや出血がある場合は、早めに受診し、妊娠していることを伝えた上で治療を受けましょう。

その際は「母子手帳」へ、妊娠中のお母さんのお口の状態を記録してもらいましょう。

最近では歯周病にかかっていると、早産や低体重児出産のリスクが高まることがわかっています。

また、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中は無菌状態ですが、お母さんのなめたスプーンや噛んだ食べ物を赤ちゃんのお口に入れることなどによって、お母さんの虫歯菌や歯周病菌が赤ちゃんにうつってしまいます。

出産前に、お母さんの歯やお口の中の健康状態を万全にして、赤ちゃんへの感染を防ぐことがとても大切です。

「つわり」でなかなか歯磨きができず、食事も偏りがちになる妊婦さんも多いですよね。

また、嘔吐による胃酸で、歯が溶けやすくなることもあるんですよ!

私自身、妊娠中の歯磨き方法は、歯磨き粉の味を「さわやかなグレープフルーツ味」のものを使用したり、「超音波の電動歯ブラシ」などでしのぎました。

安定期に入り「つわり」が落ち着いたころには、PMTC(プロによるクリーニング)や、歯肉マッサージもオススメですよ。

♪生後6〜7ヵ月ころ

☆お家でのケア方法☆

生後 6~7ヶ月になると、そろそろ下の前歯が生えてきます。

この頃は、お口の中を触れられることに慣れさせるための大切な時期です。

授乳後や離乳食後は、「ガーゼ」や「歯磨きナップ」で、やさしく拭いてあげましょう。

歯のはえる時期は個人差がありますので、数ヶ月のズレはあまり心配しなくても大丈夫ですよ。

☆小児歯科で専門ケア☆

大切な乳歯を虫歯から守るために、年に3~4回、歯科医院で「フッ素塗布」をしましょう。

「フッ素塗布」の時期は、歯が生えてからなるべく早くがオススメです。

「フッ素塗布」で歯の質を強化しましょう!

また、定期検診ごとに「母子手帳」を持っていき、お子さまのお口の成長も記録してもらいましょう!

♪生後1歳ころ

☆ママへアドバイス☆

この頃には、上の前歯も生えてきます。

奥歯が生える1歳6ヵ月ころまでに、歯ブラシの毛の感触に慣れさせていきましょう。

赤ちゃんは、自分で何でも持ってみたり、お口に入れたりしたがります。

そんな好奇心を生かし、危なくない『丸いタイプの赤ちゃん用歯ブラシ』を持たせるのもgood!

離乳食の種類もどんどん増え、食べ物に興味を持ち始めます。

卒乳する赤ちゃんも増える時期ですが、最近では、母乳の良さや、お母さんとのスキンシップを図るため、卒乳の時期がゆっくりの傾向があります。

寝かしつけのために母乳を与えることがあったりしますよね。

でも、そのまま寝てしまうことがほとんどなので、先に汚れを落としてあげたり、母乳後は、せめて歯磨きナップや、湿った清潔なガーゼなどでやさしく拭いてあげましょう。

☆小児歯科で専門ケア☆

大切な乳歯を虫歯から守るために、年に3~4回、歯科医院で「フッ素塗布」をしましょう。

「フッ素塗布」の時期は、歯が生えてからなるべく早くがオススメです。

「フッ素塗布」で歯の質を強化しましょう!

また、定期検診ごとに「母子手帳」を持っていき、お子さまのお口の成長も記録してもらいましょう!

♪生後1歳6ヵ月ころ

☆ママへアドバイス☆

この頃のお口の状態は、乳歯の奥歯が生えてきます。

上の歯が8本、下の歯が8本の上下で16本くらいになります。

大きな奥歯が生える時は、意外とグズったり、痛がったりする子もいます。

奥歯が生える最中に、歯の周りの汚れをためて、炎症や腫れて来院する子もいます。

特に、奥歯には溝があり、その溝に汚れがたまりやすいので注意をして、歯ブラシでしっかり磨いてあげましょう。

☆小児歯科で専門ケア☆

まだおっぱいを飲んでいる子は注意をしないと、写真のように前歯が『おっぱい虫歯』『哺乳ビン虫歯』になってしまいますので、歯科医院でチェックしてもらいましょう!

また一緒に、「フッ素塗布」もどうぞ。

フッ素塗布は、1年に3~4回行うことが、虫歯予防と歯の質強化に最も効果があるんですよ。

その際は、歯科医院へ「母子手帳」を持っていき、お子さまのお口の成長も記録してもらいましょう!

♪3歳ころ

☆ママへアドバイス☆

この頃には、上の歯が10本、下の歯が10本の上下20本の乳歯が全て生えそろいます。

また、溝のある奥歯が全部で8本になります。

奥歯の間の虫歯も、3歳以降に増えていきます。

また、歯と歯の間のすき間が狭い子が最近多いので、糸ようじ(デンタルフロス)の使用をオススメしています。

☆小児歯科で専門ケア☆

歯科医院で溝うめの「シーラント」で、虫歯予防をしましょう。(もちろんフッ素も!!)

その際は、歯科医院へ「母子手帳」を持っていき、お子さまのお口の成長も記録してもらいましょう!

また、第1子よりも、上の兄弟がいる下の子に虫歯が多くみられます。

第1子の時には与えていなかった、甘味の強いおやつも、第2子目、第3子目には、上の子と同じおやつを与えて、虫歯を早い時期から作ってしまうケースも多いです。

兄弟そろっておやつの種類に気をつけたり、歯磨きを強化したり、歯科医院での予防で対処していきましょう。

※歯並び、うけ口(反対咬合)や、交又咬合(片方にずれている)は、この頃から、歯磨きを強化したり、簡単な取り外しタイプのもので矯正することもあります。

♪6歳ころ

☆ママへアドバイス☆

小学校に入る頃には、お友達と一緒に過ごす時間も増え、「うちでは与えてなかったおやつをお友達のお家で頂く・・・」など、さらに虫歯になりやすい環境になります。

また、習い事なども多くなり、上の子の習い事の間に、下の子を待たせているための、「おだまりおやつ?(静かにさせるためのアメやガム)」なども多くなります。

『どうしても!!』という時は、虫歯にならない甘味料を使用したキシリトール配合のタブレットなどがオススメ!

ただし、一度に多く摂り過ぎると、お腹がゆるくなることもあるので注意が必要デス。

☆小児歯科で専門ケア☆

年1回、小学校の歯科検診などもありますが、検診で「虫歯ナシ」だったハズなのに、歯医者さんでレントゲンを撮ってみると、歯と歯の間に虫歯が・・・なんてことも少なくありません。気をゆるめず、『3・4ヶ月に1度の検診』と『フッ素塗布』を続けましょう。

小学校・中学校までに、お母さんが頑張ってフッ素塗布を続けた児童は、「30代・40代くらいまで、歯の丈夫な大人になる!」という統計があるんですよ。

6歳~12歳の小学校の6年間は、混合歯列期といって、乳歯から、どんどん永久歯に生え替わる時期です。

生えたばかりの歯は、質が弱く、虫歯になりやすいですが、フッ素の影響も受けやすいことから、「フッ素塗布」で、強い歯を作ってあげましょう。

また、6歳ころから、歯並びによっては、第1期矯正治療(早期矯正治療)といって、不正咬合を治療した方が良い場合が最近多くみられます。

「前歯の生え方がおかしい?」と思ったら、早め相談してみましょう。

♪12歳ころ〜高校生

☆お口の状態☆

中学生のころになると、すべて永久歯列(大人の歯並び)が完成しています。

せっかく虫歯がなかったお子様も、部活や勉強が忙しくなり、お母さんの仕上げ磨きもなくなることから、急激に虫歯や歯肉炎が多くなります。特に、思春期の成長ホルモンの影響で、歯肉炎が急増します。

「オシャレに目覚め始めたけれど、歯茎はブヨブヨに腫れている!」という子も多く見かけます。

☆歯科医院での専門ケア☆

この時期は、お母さんの言うことを聞かず、歯磨きをしなくなるとの相談をよく受けます。

「お口の中のオシャレにも目覚めてもらえるように・・・」 歯科医院では、本人への歯磨き指導やクリーニング、また歯肉マッサージを行い、歯肉炎改善のお手伝いをします。

その際は、部活動の大会や、テスト勉強・テスト期間などの確認を取りながら、痛くならないように対応していきます。

また、お口の中が健康でないと、勉強やスポーツにも影響します。半年に1度の「定期検診」で歯ぐきと虫歯をチェックしましょう。

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